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2020年1月 6日 (月)

私の世界・知らない世界―「最も劇的な儀式用マスク・・て、日本でも!?」

 ネットのCNNから、「最も劇的な儀式用マスク、写真家がとらえる伝統の息遣い」と言う記事ですが、『「世界の伝統部族の仮面」を言うなら日本にも・・』ということで調べてみました。

米アラスカ州に住むトリンギット族が使用するオオガラスのマスク/Chris Rainier

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ネパールのムスタン郡で撮影したシカのマスク。世界各地のマスクを見る/Chris Rainier

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ブータンのパロで仏教徒が身に着けているマスク/Chris Rainier

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スリランカ南部に伝わる悪魔をかたどった儀式用マスク/Chris Rainier

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ニューギニア島の部族の儀式で使われるマスク/Chris Rainier

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 日本では縄文時代から面(土面、貝面:新潟県立歴史博物館の展示)がありました。

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 能(能楽)などに用いる仮面(能面)等は、わざわざ仮面とは称さず、単に面と呼ぶ(専門的には「おもて」と呼ぶ)。そうした面のていねい語がお面であり、現在でも祭礼などの際に大道で的屋が子供向けにさまざまなキャラクター物を販売している。(ウィキより)

 以下は伊豆熱川温泉・日本仮面歴史館のHPにある「福福和神面」から、最近の作り物のようですが、それでも日本の「お面」文化の凄さ!?が垣間見られます。

蟹山伏(かにやまぶし)の賢徳:山伏が供を連れて沢に差し掛かると蟹の精が現れる。供のものが取り伏せようとするが逆に耳を挟まれる。 助けようとした山伏も捕まってしまう。

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方相氏;大晦日や節分に行われる追儺(ついな)式、即ち鬼やらいの時に魔や鬼を払う為に出てくる神様、或いはその神様に扮装する役目の人々の呼称である。 また、天皇・親王・太政大臣の葬送の際には棺を載せた車の先導をも務めた。

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 最後に奈良国立博物館蔵品の狂言面の武悪、やはり本物は何か?違います。

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狂言の武悪:主人から武悪を討つよう命じられた太郎冠者が、殺すに忍びず逃がしてやるが、道で主人と武悪が出会ってしまう。一計を案じて武悪は幽霊に化け、主人をさんざん脅かす

『最も劇的な儀式用マスク、写真家がとらえる伝統の息遣い

2019.12.30 Mon posted at 19:00 JST

写真家クリス・レイニア氏(61)が初めて儀式用マスクに魅せられたのは1980年代半ばのことだ。写真撮影のためニューギニア島を旅行中、フウチョウの羽の装飾を身にまとった部族の一員に出くわした。

マスクをかぶったその男との遭遇は平和的に終わった。その出会いが、あるアイデアを思いつくきっかけとなったが、そのアイデアが実を結ぶまで30年以上の時間を要した。そこからさらに10年間、ニューギニア島の部族や伝統を記録しているうちに、レイニア氏はマスクのとりこになった。

「自分のやりたいことは、世界中の伝統的マスクの跡をたどることだと確信した」と、レイニア氏は電話インタビューで語った。

レイニア氏はその言葉通り、モンゴル人のシャーマンやブータンの修道僧など、世界6大陸のマスクを付けた人々の写真を撮り続けた。「マスク」というシンプルなタイトルのレイニア氏の新しい写真集には、マスクの多種多様な外観や機能を紹介した130枚を超える写真が掲載されている。

マスクは神、動物、祖先を象徴している。儀式、結婚式、成人式で使われ、特に自分は霊界と通じ合えると信じている人々が使用する場合が多い。見た目が穏やかなマスクもあるが、レイニア氏のコレクションに写っているマスクは、目を大きく見開いた悪魔や鋭い歯を持つ獣など、想像上の生き物のような不気味な外観をしている。

このプロジェクトは、主に辺境の地に存在する部族文化に焦点を当てているが、中には日本の侍やメキシコの「死者の日」で使用される頭蓋骨(ずがいこつ)のマスクなど、一般によく知られた衣装の写真もある。

たしかにそれらのマスクは今も「現役」かもしれないが、撮影した儀式の多くは危機に瀕しているとレイニア氏は指摘する。全世界に近代化の波が津波のように押し寄せる中、レイニア氏は自らの活動を「時間との戦い」と表現した。

レイニア氏は「伝統を撮影し、保存することは写真家である自分の役目と考えている」とし、さらに次のように続けた。

「今から50年か60年後に、ニューギニアのある若者が、自分の祖父や曽祖父がはるか昔に失われた踊りを踊っている写真を見た後、その衣装を手に取って踊りだすかもしれない。私はその可能性のためにやっている」

「写真は、世界中の伝統の再生、維持、普及において非常に大きな力を発揮しうる」(レイニア氏)

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