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2021年2月25日 (木)

騙されてはいけない1594―今起こっている福島原発事故・「1号機、3号機の「水位低下」と「格納容器の圧力」は・・!?」

 ネットの“NHK NEWS WEB”の224日「福島第一原発の地震計故障 原子力規制委 東京電力の対応検証へ」からですが、東電は今回の地震のときに「3号機の地震計が故障していた」=>「どの程度の震度か不明!」と言い出しています。

 「去年7月の大雨などでいずれも故障し、修理していません・・!?」って、肝心の定期メンテナンスをしていないという恐ろしい状況、最近の手抜きは他にもあるに違いありません。

 ・・で、その後ろの記事が大切で、NHKはやっと「島第一原発の「水位低下」「格納容器の圧力」は・・」を公表、説明をしています。

 まだ、水位低下が続いているようで、深刻度は1号機の方が大きいようです。

 東電は「ダストモニタや敷地境界の放射線量を測るモニタリングポストの値に変化は無く、放射性物質の外部への漏れは認められない・・」としていますが、高濃度放射能汚染水の地下浸透の影響は不明、時間が必要(直ぐには出てこない)です。

 仮に、建屋内に閉じ込められているものでも、注水・循環量を増やすので処理汚染水が必要以上に増加して大変、今でも貯蔵タンクが不足して「トリチウムを薄めて海洋放出へ・・!」を言い出している最中なのです。

『福島第一原発の地震計故障 原子力規制委 東京電力の対応検証へ

2021224 2324分)

東京電力 福島第一原子力発電所3号機の地震計が故障していたため、今月13日の地震のデータが記録できていなかったことについて、原子力規制委員会の更田委員長は「設置した地震計のメンテナンスなどをどうしていたのか」などと述べ、東京電力の対応を検証する考えを示しました。

東京電力は、10年前の事故で建屋が激しく壊れた福島第一原発3号機で余震などによる揺れの建物への影響を評価するため、去年3月に地震計を2つ設置しましたが、去年7月の大雨などでいずれも故障し、修理していませんでした。

このため3号機では、今月13日の地震のデータをとることができませんでした。

原子力規制委員会の更田豊志委員長は24日の会見で「設置した地震計のメンテナンスなどはどうしていたのか。また、地震計以外にも津波を計測する装置の状況も調べたい」などと述べ、他の計測機器の確認と東京電力の地震計をめぐる対応を検証する考えを示しました。

一方、福島第一原発1号機と3号機では溶け落ちた核燃料がある格納容器に注水して冷却していますが、今回の地震のあと水位が低下する傾向にあり、現在も続いているとみられています。

これについて更田委員長は、外部の環境への影響は現状はないとしたうえで「原因が特定できておらず、格納容器という重要な設備の中で起きていることなので注視したい」と述べ、監視を継続する考えを示しました。

・福島第一原発の「水位低下」「格納容器の圧力」は

福島第一原発ではメルトダウンを起こした1号機、2号機、3号機の原子炉や原子炉を収めた格納容器に溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」が残っています。

デブリは熱を発しつづけるため今も原子炉に水を入れて冷やし続けていて、原子炉を収める格納容器には一定量の水がたまっています。

このためデブリの冷却は進んでいて、1号機から3号機の原子炉と格納容器の温度は15度から20度ほどとなっています。

今月13日の宮城県や福島県で最大震度6強を観測した地震のあと、1号機と3号機で水位の低下傾向が続いているとみられています。

1号機は、今月15日以降、水位の低下傾向がみられ、17日の時点で格納容器の底の部分から1メートル90センチほどあった水位が40から70センチ程度低下。

3号機は6メートル30センチほどだった水位が30センチ程度低下したとみられるということです。

原因として考えられるのは原発事故でダメージを受けた格納容器の下のほうにある損傷部分が、地震の揺れで大きくなり、これまでよりも多くの水が抜けている可能性があるということです。

また、新たな損傷部分が生じた可能性も否定できないとしています。

東京電力によりますと格納容器から漏れた水は原子炉建屋内にたまっているということです。

こうした水は常時、くみ上げられ、一部は冷却水として使われているほか、大半の水は放射性物質を取り除く処理をしたうえでタンクにためられています。

現時点では1号機と3号機の格納容器の底部ではデブリは水没していると見られ、水位が多少低下しても、すぐには温度上昇につながらないとしています。

ただ、3号機に比べて水位の低い1号機ではこのまま水位が下がり続けた場合、注水量を増やす対応をとるとしています。

水位の低下にともなって1号機では格納容器の圧力も低下しました。

格納容器には水素濃度が高まって水素爆発するのを防ぐため常時、窒素を入れると同時に格納容器から気体を抜きフィルターで放射性物質を取り除く対応をとっています。

格納容器内の圧力は大気圧よりも少し高い圧力になるようにしています。

ところが1号機では地震後、大気圧との差を計測する圧力計の値が、通常の1.2キロパスカルから0.1キロパスカルほどまで低下し、ほぼ大気圧と同じレベルになりました。

理由について、東京電力は水位が低下したことで、格納容器の損傷部分が露出し、窒素などの気体が格納容器外に漏れたために圧力が下がった可能性があるとしています。

東京電力によりますと圧力低下のあと原子炉建屋の上部に設置された空気中の放射性物質の量を測るダストモニタや敷地境界の放射線量を測るモニタリングポストの値に変化は無く、放射性物質の外部への漏れは認められないとしています。

また格納容器への窒素の注入は通常どおり継続していて水素濃度も低いため、爆発のリスクはないとしています。』

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