私の世界・知らない世界―「スエズ運河で巨大コンテナ船座礁・・!?」
ネットのAFPとNewsweek日本版の記事から、「エジプトのスエズ運河(Suez Canal)で、巨大コンテナ船が砂嵐に巻き込まれて座礁し運河がふさがれ、大規模な渋滞が発生・・」という話です。
それでなくともコロナ禍で海運が滞り、コンテナが足りなくなっている(行ったまま戻ってこなくて、循環して何ぼのものがしていない)というのに!です。
巨大コンテナ船が座礁したエジプトのスエズ運河衛星画像をまとめた図(2021年3月24日作成)。(c)VALENTINA BRESCHI, JEAN-MICHEL CORNU, PATRICIO ARANA / AFP
マップの多分この辺りという所に赤マルを付けています。
座礁したエバーギブンは全長約400メートルの世界最大級のコンテナ船 SUEZ CANAL AUTHORITY/Handout via REUTERS(Newsweek日本版)
“Live Map”からは世界の船舶の運航状況がリアルタイムで見れるのです。
<Live Map>
『【図解】スエズ運河で巨大コンテナ船座礁
(2021年3月25日 16:01 発信地:ポートサイド/エジプト)
【3月25日 AFP】エジプトのスエズ運河(Suez Canal)で、巨大コンテナ船が砂嵐に巻き込まれて座礁し運河がふさがれ、大規模な渋滞が発生した。現在も復旧作業が続いている。
巨大コンテナ船が立ち往生するスエズ運河の様子を捉えた衛星写真を図解にまとめた。』(c)AFP
『スエズ運河で日本の巨大コンテナ船座礁、世界の貨物輸送に混乱も【ライブマップリンク付き】
<世界の海上貿易の10%が通過する交通路がふさがれたことで数多くの船舶が足止めされ「渋滞」が発生>
地中海と紅海を結ぶエジプトのスエズ運河で、3月23日に巨大コンテナ船が座礁した。コンテナ船は運河を斜めにふさいでおり、今も15隻の船舶が通航できずに足止めされている。
船舶位置情報サイトの「マリントラフィック」の船舶「LIve Map」によると、同運河の河口部の状況がリアルタイムで示されている。それによれば現在も複数の船舶が運河を通航できずにおり、貨物の輸送に遅れが生じることが予想される。
問題のコンテナ船は、世界最大級で総重量20万トンの「エバーギブン」。日本の正栄汽船が所有し、台湾の長栄海運が運航していた。オランダのロッテルダムに向かう途中、23日の現地時間午前7時40分頃にスエズ運河で座礁した。ドバイを拠点とする海運事業者のGACによれば、視界不良に陥ったことが原因のようだ。
GACの広報担当者は本誌に対して、スエズ運河庁(SCA)が支援にあたっているが、これまでのところ「船を再浮上させるための離礁作業に進展はなく、通航の再開の見通しは立っていない」と説明し、「問題のコンテナ船が別の場所に曳航され次第、通航が再開されるだろう」と述べた。
24日時点で15隻の船舶が一時停泊して通航再開を待っているが、GACはウェブサイトで、「運河の通航をいつ再開できるかは、現時点でははっきり分かっていない」と説明。さらに「タグボートを使ってコンテナ船を離礁させるための作業が進められているが、強風により作業が難航している。これまでのところ進展はない」としている。
座礁の原因は「現在調査中」
エバーギブンの乗組員は全員無事と報じられており、怪我人や海洋汚染、貨物損傷の報告もない。エバーギブンの乗組員と技術面の管理を行っているベルンハルト・シュルテ・シップマネジメント(BSM)の広報担当者は声明で、「これまでの調査によれば、座礁の原因は機械やエンジンの故障ではない」と説明し、「問題の船舶を安全に離礁させ、スエズ運河の通航を安全に再開させることが当社にとって最優先すべき問題だ。スエズ運河庁をはじめ、離礁作業を続けている全ての関係者に感謝している。BSMは引き続き、彼らと緊密に協力していく」と表明した。
さらに声明は「離礁作業が完了したら、エバーギブンについて徹底した検査を行う。BSMは今回の事故に関する報告書の作成において、関係当局に全面的に協力する構えだ」と説明し、「具体的な進展があり次第、さらなる情報提供を行っていく」と述べた。
BSMはロイターに対して、「現在、全ての関係者が座礁の原因について調査を行っており、現時点で特定の原因について推測することは間違いだ」と述べた。
報道によれば、長栄海運には、エバーギブンが「突然の強風に煽られたようで、船体が水路を逸れて座礁した」と連絡があったという。
長栄海運は声明で「船舶の所有者に対して、事故の原因を報告し、運河の管理当局など関係各所と協力して、できる限り迅速にエバーギブンがトラブルを脱することができるよう、支援計画を立てるよう要請した」と述べた。
エバーギブンは現在、北緯30.01762度、東経32.5802度のところに位置している。船舶追跡サイトのベッセルファインダーによれば、3月31日にロッテルダムに到着する見通しだった。
全長約400メートル、幅約59メートルのエバーギブンは、20フィートコンテナ換算で最大2万個を積載可能だ。
封鎖が続けば貨物輸送に深刻な影響
スエズ運河はヨーロッパとアジアを結ぶ、世界で最も重要な交易路のひとつで、世界の海上貿易の約10%が同運河を通航している。スエズ運河庁によれば、2020年は1万9000隻近い船舶がスエズ運河を通航。1日あたり約52隻の計算だ。
コンテナ船や国際輸送に関するマーケットリサーチを専門とするライナー・リサーチ・サービスのデータによれば、世界のコンテナ輸送貨物の約30%が日々、スエズ運河を通過して運ばれており、今回の座礁で航路がふさがれた影響で、コンテナ船の不足が深刻化する可能性もある。
同社のコンサルタントであるTan Hua Jooは、ケープタウンを経由する代替ルートでは貨物の輸送に1週間余計に時間がかかるため、今後も航路の封鎖が続けば深刻な影響が出る可能性がある。
【画像】スエズ運河の船舶は今どこに何隻渋滞してる?
Check the Playback of the vast containership that has run aground in the canal, and look at the tugboats that have moved into place trying to free the Ever Given. #Suez #EVERGIVEN pic.twitter.com/zaO4NNFY6X
— MarineTraffic (@MarineTraffic) March 24, 2021
Follow the #Suez Canal traffic live on https://t.co/lzq1CVkc6w
This is what the situation looks like right now, following yesterdays incident involving the Ever Given containership. #EverGiven pic.twitter.com/3DZgvyhWJE
— MarineTraffic (@MarineTraffic) March 24, 2021
Live Map はこちら
https://www.marinetraffic.com/en/ais/home/centerx:32.6/centery:30.0/zoom:5』
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