« 私の世界・知らない世界―「4つの気候変動否定論に対するファクトチェック・・!?」 | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『ロシアの消防士の救助、ネコが先かも?・・のネコ!?』 »

2021年11月25日 (木)

私の世界・知らない世界―『「オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅」・・で、日本の石油備蓄は・・!?』

 石油備蓄のことを調べていたら、出光タンカー株式会社のHPに『オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅「一航海の軌跡」』という記事のプロローグに石油タンカー輸送状況の良く分かる説明がありました。

 中東から日本まで片道約6,500マイル(約12,000km)を20日、往復45日(往復旅程にプラス原油積み下ろしに使う約5日間が必要)掛かっているそうです。

 大体30万tタンカー一隻で日本の需要一日分、オイルロード12,000kmを45隻以上何百隻ものタンカー(超大型30万tタンカーが全てでなく5万や10万tもある)が連なっているのです。

 資源エネルギー庁の資料によると石油の備蓄は国家備蓄、民間備蓄、産油国共同備蓄の3つの方法により実施、それぞれ令和3年1月末現在148日分 、91日分、7日分、合計で246日分です。

 輸送途上の石油は備蓄に含まれていない?とすると約20日分程度余裕があることになります。

『オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅「一航海の軌跡」』

(出光タンカー株式会社のHPより)

<プロローグ>

石油資源の世界的な供給地である中東で生産される原油は、ペルシャ湾(アラビア湾)を出るとインド洋から太平洋へと、シンガポールのあるマラッカ海峡を通過し、片道で約6,500マイル(約12,000km)の道程をVLCCと言う巨大タンカーを使って日本に運ばれて来ます。VLCCは、全長333m、船体幅60m、甲板から船底までの深さが29mあり、約23名の精鋭乗組員によって運航されています。 中東から日本への航路は「オイルロード」と呼ばれ、資源輸入国の日本にとって生命線ともいえる重要な航路です。VLCCは片道約20日間と、原油の積み下ろしに使う約5日間を合わせ、約45日間かけてこのオイルロードを往復しています。・・・

02_20211125092601

石油備蓄の現況>

(令 和 3 年 3 月:資源エネルギー庁 石 油 精 製 備 蓄 課)

 1.我が国の石油備蓄は、国家備蓄、民間備蓄、産油国共同備蓄、の3つの方法により実施しています。

 2.令和3年1月末現在の我が国の石油備蓄は、以下の通りです。

01_20211125092601

 3.国家備蓄は、昭和53年度から開始しています。石油備蓄目標では、産油国共同備蓄の1/2とあわせて輸入量の90日分程度(IEA基準)に相当する量を下回らないとしています。

 4.民間備蓄は、昭和50年度に石油備蓄法を制定(平成13年に「石油の備蓄の確保等に関する法律」に改正)し、石油精製業者、特定石油販売業者及び石油輸入業者に備蓄を義務づけており、備蓄義務量は平成5年度以降消費量の70日分となっています。

 5.産油国共同備蓄は、日本国内の民間原油タンクを産油国の国営石油会社に政府支援の下で貸与し、当該社が東アジア向けの中継・備蓄基地として利用しつつ、我が国への原油供給が不足する際には、当該原油タンクの在庫を我が国向けに優先供給する事業です。

|

« 私の世界・知らない世界―「4つの気候変動否定論に対するファクトチェック・・!?」 | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『ロシアの消防士の救助、ネコが先かも?・・のネコ!?』 »

面白話・話のネタ」カテゴリの記事

知らない世界」カテゴリの記事

終焉の始まり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 私の世界・知らない世界―「4つの気候変動否定論に対するファクトチェック・・!?」 | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『ロシアの消防士の救助、ネコが先かも?・・のネコ!?』 »