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2022年9月29日 (木)

私の世界・面白い話のネタ―「天然ガス供給パイプライン“ノルドストリーム”のガス漏れ・・!?」

 ネットのBBCとAFP、CNNのニュース記事から、同じ「天然ガス供給パイプラインのガス漏れ・・」についてのもの、その内容というか論調が少しづつ違っているので載せました。

 人為的な「テロ攻撃」か、事故・設備の不具合かは不明ですが、設備が使えなくなってしまうと、将来どちらの側にもダメージとなるものです。

・ノルド・ストリームからガスが漏れ出している様子とされる映像。デンマーク国防当局が撮影した(BBCの動画より)

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 CNNに載っている“ノルドストリーム”に使われている“パイプ”を見ると直径2mくらい(写っている人との比較)で、大きくて相当頑丈そうなものに思われるのです。

・ノルドストリーム2に使われる大きなパイプ=2018年6月5日、ドイツ・ザスニッツ港/Ulrich Baumgarten/Getty Images(CNNより)

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『ノルド・ストリームでガス漏れ ウクライナはロシアの「テロ攻撃」と非難

2022928日:BBC)

ロシアと欧州をつなぐ海底パイプライン「ノルド・ストリーム1」と「ノルド・ストリーム2」から天然ガスが漏れ出した。ウクライナは27日、ロシアによる「テロ攻撃」だと非難した。

ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領顧問は、ノルド・ストリームに損害を及ぼすことは欧州連合(EU)への「攻撃」だと指摘。ロシアは冬を前にパニックを引き起こそうとしているとし、EUに対しウクライナへの軍事支援を拡大するよう求めた。

地震学者は、ガス漏れが発覚する前に海中で爆発を観測している。

スイスの国立地震センターのビョルン・ルンド氏は地元メディアに対し、「爆発が複数回あったことは間違いない」と話した。

ノルド・ストリーム2の運営会社は、26日午後にパイプラインの圧力が低下していると警告。これを受けてデンマーク当局は、ボルンホルム島周辺の航行を避けるよう船舶に警告を発した。

ノルド・ストリーム1の運営会社も、パイプラインが1日で「前例のない」損害を一斉に受けたと発表した。

デンマークの国防司令部は、バルト海のボーンホルム島近くで天然ガスが漏れ出し、海面に泡が立っている映像を公開した。

これにより、直径1キロにわたる範囲で、海上での往来に影響が出たという。

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ウクライナのポドリャク大統領顧問は「ノルド・ストリーム1のガス漏れはロシアによるテロ攻撃であり、EUへの攻撃にほかならない。ロシアは欧州の経済状況を不安定化させ、冬を目前にパニックを引き起こしたいのだ」と、英語でツイートした。

その上で、ドイツをはじめとする欧州の同盟国に、ウクライナへの軍事支援を拡大するよう求めた。

「最善の対応と安全への投資は、ウクライナへの戦車供給だ。特にドイツ製の」と、ポドリャク氏は付け加えた。

欧州各国の首脳も、パイプラインの損害は故意によるものだと指摘している。

ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ首相はパイプラインが破壊されたとして非難し、おそらくウクライナでの戦争に関連していると述べた。

デンマークのマッテ・フレデリクセン首相は、結論を出すのは早いが、複数のガス漏れが偶然であるとは考えにくいと話した。

<故意の攻撃の可能性>

こうした中、ドイツのメディアは不確実な情報として、当局が海底送ガス網への攻撃があったとの見方を排除していないと報じている。

ロシアのドミトリ・ペスコフ大統領報道官は、この件を「非常に懸念している」と発言。故意の攻撃である可能性は否定できないと述べた。

EUはこれまで、ロシアがウクライナ侵攻で受けた制裁に対抗するため、天然ガス供給を経済的兵器として使っていると非難してきた。

ロシアはこの疑惑を否定し、制裁によってガスインフラを正常に維持できなくなったと述べている。

今回の損害の原因が何であれ、欧州へのガス供給にすぐ影響があるわけではない。現在、両パイプラインは操業を停止している。

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ロシアは保守点検のためにノルド・ストリーム1を停止しており、8月以降、欧州にガスを運んでいない。ノルド・ストリーム2は、2月のウクライナ侵攻開始を機に停止された。

ただし、操業していなくてもパイプライン内にはガスがたまっている。

現在、ドイツとデンマーク、スウェーデンの各当局がこの件を調査している。

デンマークのエネルギー当局はロイター通信に対し、ガス漏れは数日から1週間にわたる可能性があると述べた。

パイプラインの運営会社は、システムインフラがいつ復旧するか推測できない状況だとしている。

ウクライナ侵攻以降、エネルギー価格は上昇し続けており、ガス不足でさらに加速するとみられている。

これまでガス供給の多くをロシアに依存していたEU加盟国では、今冬の暖房代をまかなえないのではと懸念する家庭が増えている。

ポーランドはロシアへの依存から脱却するため、ノルウェーとの間に新たなガスパイプライン「バルティック・パイプ」を設置・開通させた。ポーランドやスロヴァキア、チェコなどにガスを供給する。

 

『パイプラインガス漏れ、米国関与の有無明言を ロシアが要求

2022929 0:53 発信地:モスクワ/ロシア AFP)

・バルト海に浮かぶデンマーク領ボーンホルム島沖で、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」から漏れ出るガスを撮影した衛星画像。プラネット・ラブズ提供(2022926日撮影、同27日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / PLANET LABS PBC

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929 AFP】バルト海(Baltic Sea)を経由しロシアから欧州へ天然ガスを供給するパイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」でガス漏れが相次いだ問題について、ロシア外務省は28日、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領には米国の関与の有無を明言する「義務」があると主張した。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官はソーシャルメディアで、「バイデン氏は202227日、ロシアがウクライナに侵攻すれば、ノルドストリームはおしまいだと明言していた」と指摘し、バイデン氏の発言を映した動画を投稿。「バイデン氏には、米国がその脅しを実行したかどうか答える義務がある」と述べた。

 バイデン氏は当時の発言で、ロシアが侵攻に踏み切れば「ノルドストリーム2Nord Stream 2)」計画を「終わらせる」と宣言していた。

 ザハロワ氏はまた、ロシアが「ノルドストリーム1Nord Stream 1)」と「ノルドストリーム2」双方のパイプラインに関連した「挑発行為」をめぐり、国連安全保障理事会(UN Security Council)の公式会合を招集する意向を表明した。

 米国家安全保障会議(NSC)のエイドリアン・ワトソン(Adrienne Watson)報道官は、ザハロワ氏の要求を「ばかげている」と一蹴。「ロシアがこれまでに何度も偽情報を拡散しているのは周知の事実であり、今回も同じだ」と指摘した。(c)AFP

 

『ロシアからドイツへの海底ガスパイプラインに「前例ない」損傷 運営会社

2022.09.28 Wed posted at 07:32 JST

(CNN) ロシアからドイツにのびる天然ガス供給パイプライン「ノルドストリーム1」の運営会社は、バルト海の海底パイプラインシステムに「前例のない」損傷が生じたと明らかにした。ロイター通信が伝えた。

スウェーデン海事局はCNNに、デンマークのボーンホルム島付近でノルドストリーム1と2のパイプラインからのガス漏れが3件確認されたと語った。

当局は船舶に対し、漏えい箇所から約8キロ離れるよう警告し、航空機に対しては1000メートルの高度を保つよう警告を出した。広報担当者によると、最初のガス漏れの報告は26日午後で、同日夜にもう2つの漏れが確認された。

デンマーク軍が公開したノルドストリームからのガス漏れとする映像には、気泡と荒れた海面が映っている。デンマーク当局はボーンホルム島周辺に航行禁止区域を設定したと発表した。

パイプライン運営会社のノルドストリームAGは「ノルドストリームシステムの天然ガスパイプライン3本で同じ日に発生した損傷は前例のないものだ。復旧時期はまだ見通せない」と述べたとロイターは報じた。

ノルドストリームAGは26日、パイプラインの圧力低下の原因を調査していると発表。ドイツ当局も、ロシアのウクライナ侵攻を受けてドイツ政府が停止し休眠状態になっているノルドストリーム2の圧力低下を報告していた。

ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、パイプライン損傷のニュースについて「非常に懸念している」と述べた。破壊行為の可能性はあるかと問われ、ペスコフ氏は「現時点ではどんな可能性を否定できない。パイプに何らかの破損があり、何が原因なのか調査結果が出るまでは、いかなる可能性も排除できない」と述べた。

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