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2023年6月16日 (金)

私の世界・面白い話のネタ―『BBC、ウクライナ軍の領土奪還について“客観的な検証”は出来ていない・・!?』

 ネットのBBCの記事からウクライナ軍の“反転攻勢”の話の続きです。

 前回、『「ウクライナ軍の“反転攻勢”による領土の奪い返し・・」はかなり困難なこと?かも知れません。』と言いましたが、BBCも「ウクライナ軍の領土奪還について“客観的な検証”は出来ていない・・!」と報道しています。

 また、英文記事の表題“Ukraine war: 'Extremely fierce battles' as Kyiv seeks to advance”:『ウクライナ戦争:キエフが前進を目指す中「極めて熾烈な戦闘」』が“キエフ”(=ゼレンスキー政権、又はゼレンスキー政府軍?)となっているのも、何か微妙な感じに思うのです。

『反転攻勢で「きわめて激しい戦闘」=ウクライナ国防次官

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・奪還した東部の集落で建物に国旗を立てるウクライナ兵

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ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は14日、東部で展開している反転攻勢において「きわめて激しい戦闘」が続いていると明らかにした。ウクライナによると、反転攻勢を開始して以来、7つの集落と少なくとも90平方キロを奪還したという。

マリャル次官はメッセージアプリ「テレグラム」で、ウクライナ軍が東部バフムートの近くと南部ザポリッジャの近くで前進したと書いた。ウクライナ軍はバフムートへ向かった200500メートル前進。ザポリッジャでは300500メートル前進したという。

BBCはこの内容を独自に検証できていない。

次官は、ウクライナ軍がバフムート市に向かって前進していると書いた。ハブムートでは昨年来、激しい消耗戦が市街地で続いている。

次官はその一方、ロシアの戦線を突破しようとするウクライナの部隊に、一部の戦場でロシア軍が徹底抗戦しているため、「きわめて激しい戦闘」が各地で起きていることも認めた。

マリャル氏によると、ウクライナ軍はバフムートへ向かった200500メートル前進。ザポリッジャでは300500メートル前進した。

次官の投稿に先立ち、ロシアはまたしてもウクライナ各地の都市を夜通しミサイルやドローンで攻撃し続けた。

ウクライナ軍幹部によると、ロシア軍は夜間にミサイル10発とドローン10発を発射。そのほとんどはウクライナ側が迎撃したという。ロシアが発射した中には、黒海洋上からのKH-22ミサイル4発が含まれる。そのうち3発は迎撃したものの、1発が黒海に面する南西部の要衝オデーサに着弾したという。

ウクライナ当局によると、オデーサでは14日夜、少なくとも3人が死亡。同日朝には倉庫や店舗を標的にした砲撃で13人が負傷した。

オデーサにはウクライナが小麦などを国会経由で輸出するために欠かせない港があり、昨年2月の開戦以来、度重なるロシアの砲撃を受けている。

オデーサ州のオレグ・キペル知事は、砲撃で死亡した3人は、食糧庫として使われていた倉庫の作業員だと明らかにした。

「がれきの下には複数人がいるかもしれない」と知事は述べた。

知事はテレグラムで、マクドナルドなどの飲食店や小売店、住宅地が砲撃と「空からの戦闘」で破壊され、大勢の民間人が負傷したと書いた。

ウクライナ当局によると、ほかに東部クラマトルスクとコスティアンティニウカで、砲撃のため3人が死亡し、十数棟の民かが破壊された。

さらに、ロシア国境に近い北東部セレヂナ・ブダ村近くへの砲撃で、トラックに乗っていた森林作業員4人を含む6人が死亡したという。

IAEA事務局長、ザポリッジャ視察を延期

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、ウクライナ南東部にあるザポリッジャ原発の視察を予定していたが、戦闘の激化を受けて、延期した。ウクライナ当局が明らかにした。

グロッシ事務局長は15日、ウクライナの反撃による戦闘に原発が巻き込まれる危険を懸念していた。

IAEAは、南部ヘルソン州カホフカのダム決壊の影響で、ザポリッジャ原発が冷却水を取水している貯水池の水位低下を懸念し、現地で確認する必要を強調している。

・ロシア議会、犯罪者の軍登用を可決

ロシアの国会は同日、ウクライナでの戦闘のため、刑事事件の被告や有罪判決を受けた犯人と軍が契約することを認める新法を可決した。

新法では、捜査中の刑事事件の容疑者や、事件が裁判所で審理中の被告人、あるいは有罪判決を受けたもののまだ刑が執行されていない犯人について、従軍することを認めた。

ただし、性犯罪や反逆罪、テロ罪や過激主義で有罪となった者は、対象から除外される。

これは、戦死者数が増え続けるロシア軍が人員を補充しつつ、全面的な徴兵制に移行するのを避けるための措置と広く見られている。

・西側の警告

西側政府幹部の間には、ウクライナの反転攻勢を受けてロシア軍が「雲散霧消」するなどと期待するのは危険だと警告する声が出ている。

ウクライナ軍のこれまでの前進や集落の奪還は、「代償」が伴うものだという指摘もある。

「ロシア軍は防衛拠点の守りをしっかり固めており、確実に防衛している。後退しているのは戦術的な戦線からだ」と、消息筋はBBCに話した。

「この『機動的防衛作戦』はウクライナ軍を苦しめており、攻撃する側に大きな被害をもたらしている。このため、ウクライナ側のこれまでの前進はゆっくりしたものになっている」と消息筋は述べた。

ウクライナの反攻がこれまでどれだけの効果を出しているか判定するのは時期尚早だと、この西側消息筋は指摘。そのうえで、ロシアは何カ月もかけて守りを固めていたので、ウクライナ側に甚大な損失が出ることは予想されていたとも話した。

「(ウクライナの反撃に)大きなリスクが伴うのは、分かっていたことだ」とこの消息筋はBBCに言い、「いま起きていることは予想外でもなんでもない。厳しいし、ウクライナにとって大変なことだ。ただしこれまでのところ、ウクライナ軍は損失を受けてもその同じ場所を突破し、前進を続けている。なので全般的には、(ウクライナにとって)良い方向で動いている」

ウクライナとロシアの双方とも、相手側に多大な被害が出ているとしているが、第三者による客観的な検証はできていない。

(英語記事 Ukraine war: 'Extremely fierce battles' as Kyiv seeks to advance

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