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2023年6月22日 (木)

私の世界・面白い話のネタ―『ウクライナの反転攻勢は進んでいるのか?・・の場所や規模!?』

 ネットのCNNの記事から、「ロシアは反転攻勢にどれだけ備えができているのか?」という題目ですが、内容は「ウクライナの反転攻勢は進んでいるのか?」というものです。

 この数日間で供与を受けた歩兵戦闘車「ブラッドレー」の16両やドイツ製戦車「レオパルト2の数両の損失はウクライナに取ってかなり痛いものでが、実際に起こっていること(戦況の現実)と、報道やネットで知る戦況とは相当な乖離があります。

 ちなみに、以下のCNNの「戦闘地域と勢力図」も、何にか?良く分からないもので、「わざとではないか?」と思ってしまうのです。

・赤色はロシアの支配下と推定される地域、薄いピンク色はロシアが進軍していると推定される地域、赤い点線はロシアが支配していると主張する地域、青い点線はウクライナが反攻していると主張する地域。米東部時間6月15日午後3時時点/CNN

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 拡大すると、「赤い点線はロシアが支配していると主張する地域」と「青い点線はウクライナが反攻していると主張する地域」のそれぞれの場所や規模が少しは分かります。

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『ロシアは反転攻勢にどれだけ備えができているのか?

2023.06.21 Wed posted at 17:28 JST 文責:セバスチャン・ロブリン/Courtesy Sebastien Roblin

・車両の周辺で活動するロシア軍の兵士を捉えた画像

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(CNN) 十分に予想された中で始まったウクライナ軍のロシア軍に対する反転攻勢だが、これまでのところウクライナ側にとって際立った成功とはなっていない。16日、ロシア軍が共有した数日前の交戦の動画には、新たに米国から供与された歩兵戦闘車「ブラッドレー」16両が無力化されたとみられる様子が映っている。ウクライナ軍第47旅団に所属する車両だ。この他、第33旅団のドイツ製戦車「レオパルト2」も数両、同様に無力化されたとみられる状態で映っていた。追い打ちをかけるように、ロシア国防省が公開した動画では、同国の兵士らが放棄された車両を「戦利品」と主張して物色する様子が捉えられている。

これらの損失は痛手であり、取るに足らないとはとても言えない。何しろウクライナ軍に届いたブラッドレーとレオパルト2の合計は、これまでそれぞれ109両、85両しかないのだから。改めて痛切に思い知らされるのは、西側の供与する兵器が性能で上回っていようと、それだけでロシア軍の占領を迅速に、もしくは容易に撃退できるわけではないということだ。

ただこうした状況は、ウクライナにとって全ての終わりを意味するものではないし、ウクライナが現在負けているということにもならない。反転攻勢は野心的な目標の下、ウクライナの広範囲な解放を目指す。つまり過酷で長期にわたり、膨大な犠牲を伴う苦難の道のりだということは常に織り込み済みだ。それでも今回の敗北が明らかにするのは、昨年不手際だらけだったロシアが依然として深刻な脅威をもたらす存在であるという事実に他ならない。彼らにも過去の失敗から学ぶ能力はそれなりにあったということだ。

我々が垣間見る情報は、双方が慎重に選び出した内容でしかなく、実際に起きている衝突は格段に規模が大きい。とはいえロシアが以前よりも効果的かつ広範にドローン(無人機)を使用し、弾着観測や自爆攻撃を遂行しているのは分かる。ロシア軍は戦術も多岐にわたっている。衛星ナビゲーション信号を妨害してウクライナ軍のドローンの有効性を低下させるのもその一つだ。この戦術は米国が供与した高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」や滑空爆弾、対戦車ミサイル「ジャベリン」にも同様の影響を及ぼす。

最も重要なのは、ロシア軍が複数の層からなる要塞(ようさい)線をウクライナ南東部一帯に構築したことだ。そこには塹壕(ざんごう)やコンクリート製の対戦車用障害物、地雷原が含まれる。各要塞線の幅は何キロもあり、まずはウクライナ軍の攻撃を遅らせることを意図しつつ、最終的にはこれらの撃破を目指す。

他方、ロシア軍による戦闘はウクライナ側の旅団よりも悪い状態で始まっている。新たなこれらの旅団は、ウクライナ政府が冬にかけて訓練を積ませた。その数カ月間、新たに動員された数多くのロシア兵は過酷な攻撃により無駄に損耗させられるものの戦果はほとんどなく、一部は砲弾の餌食として使い捨てにされた。ロシア軍の砲弾、ミサイルの備蓄、最新鋭の地上戦闘車両の消耗は深刻で、60年前の戦車まで在庫から引っ張り出した。プーチン大統領自身、ブラッドレーが無力化されたのと同じ週に、ロシア軍の戦車54両を失ったのを認めている。

冬の間の攻勢に失敗し、ロシア政府は実証済みの守備戦略を頼りにしているようだ。数キロの深さを持つ要塞化した陣地を伴うその戦略は、第2次世界大戦中の赤軍がクルスクの戦いで使用した事例が最も知られている。そのように要塞化された地雷原の突破を試みたことで、第47旅団の戦闘車両は先週、身動きが取れなくなった。

それでもウクライナは、既に一定の前進を果たしたと主張している。ウクライナ軍の指導部は正しい判断を下し、ロシア側の予備兵力と砲兵とを引きずり出して消耗させようとしている。やがて弱点が浮かび上がり、全面的な攻撃を開始できるようになるまで。特に顕著だったのは、先週失敗に終わった第47旅団の攻撃と並行して行われたマリウポリへの猛攻だ。それは早い段階で成果を出し、ロシア軍は複数の集落からの撤退を余儀なくされた。

ウクライナは現在に至るまで、機甲旅団の大半を温存しており、両軍ともに向こう数週間でさらに多くの兵力を投入してくることは間違いない。ウクライナは同時に新たな前線を開き、ロシア軍の計画を一層の混乱に陥れるかもしれない。

ウクライナ軍にとってしかし、激烈な混戦は避けて通れない。彼らが試みるのは、相手の予備兵力からの反撃を退けつつ、ロシア軍の要塞をこじ開けることだからだ。ウクライナ軍はまだロシア軍の守備の主要線に侵入していないため、この過程には数週間、または数カ月間かかる可能性がある。

ここで思い出すべきなのは、ウクライナ軍による南部ヘルソン州での反転攻勢だ。昨年8月に始まった攻勢を受けてロシア軍が退却したのは、11月に入ってからだった。今回の作戦も大まかに言ってそのくらい続く公算が大きい。まして現状はより困難であり、一段と多くの代償を払ってロシア軍の要塞への侵入を試みることになる。そこでは機甲部隊、歩兵隊、防空、砲兵隊、工兵隊の見事な連携の実践が求められる。

最良の比較対象となるのは、第2次世界大戦におけるいくつかの戦闘だ。そこでは周到に準備された守備隊への攻勢が往々にして序盤に混乱を来し、重大な損失を被るものの、最終的には成功を収める事例が見受けられる。

例えば血みどろの戦闘でノルマンディー海岸への上陸を果たした後、連合軍は数週間かけてゆっくりと前進し、極めて大きな犠牲を払った。ついには英国軍が大規模な戦車攻撃を仕掛け、ドイツ軍の守備を突破したが、結果的に数百台の戦車を次々と失う羽目になった。それでも1週間後、米軍が圧倒的な戦果を挙げる。ドイツ軍が予備兵力の大半を英国軍制圧のために使い果たしていたからだ。

もしウクライナ軍がこの反転攻勢に成功するなら、マリウポリやベルジャンシクといった経済的に重要な沿岸部の港湾都市を解放するチャンスが生まれる。これらの都市は昨年、ロシアが占領した。同時にロシア本土と戦略的に重要なクリミア半島の基地とをつなぐ「陸の回廊」を遮断できる可能性も出てくる。実現すればクリミア半島そのものも、ウクライナ軍が所有する数多くの兵器の射程に入ることになる。

だからこそ、バイデン米政権が直近の支援パッケージ提供に踏み切ったのは正しかった。3億2500万ドル(約460億円)相当のこのパッケージは、ウクライナ軍による野心的な軍事行動の継続を助けるのが目的だ。同軍は何カ月もかけてこの行動を準備してきた。パッケージには新たに15両のブラッドレーを引き渡し、失った車両の代替とすることも含まれる。

第47旅団は悲惨な目に遭ったものの、彼らの経験は西側が供与する武器の重要性を改めて見せつけた。優れた性能の車両は「十分に」役に立つ。なぜなら動画から明らかなように、車両に乗っていた兵士のほとんどは生き延びているからだ。ウクライナ軍が比較的装甲の薄いソ連時代の歩兵戦闘車両を使用していたなら、まずあり得なかった結果だ。

動画はウクライナ軍がロシアに対して有する別の利点も浮き彫りにする。それは強固な士気とプロ意識だ。ウクライナ軍の兵士はたとえ最前線で作戦が大失敗に終わっても、順序良く退却している。お互いに助け合いながら援護射撃を行い、発煙弾を使用する。パニックに陥ってはいない。

ロシア軍の兵士が疲弊しているのに対し、ウクライナの新たな旅団は経験こそ浅いものの活力に満ち、ロシアの徴集兵よりも質の高い訓練を受けている。とりわけ戦闘に先駆け、北大西洋条約機構(NATO)によって訓練された12の旅団はそうだ。ウクライナのその他の強みとしては、小型ドローンの製造とより効果的な使用が挙げられる。その数はロシアを大幅に上回っている。また西側が供与した精密攻撃が可能な火砲やミサイルは、前線から奥深くにいるロシア軍の部隊にとっても脅威となり得る。

今のところ、ウクライナの反転攻勢でそうした現状打破が達成できるかどうか断言するのは時期尚早だ。NATOのストルテンベルグ事務総長が指摘したように「まだ最初の段階であり、これが戦争の転換点になるのかどうかは分からない。ただ我々は、ウクライナ軍が前進し、より多くの土地を解放するのを目の当たりにしている」。

プーチン氏の目下の見立ては、戦争が長引けばそれだけウクライナを支援する西側の意欲は減退し、最終的に同国を脆弱(ぜいじゃく)な状態にするというものだ。同氏に自らの間違いを悟らせる最善の方法は、説得力のある証拠を提示することに他ならない。侵攻に力を入れれば、実のところ自らの立場は一段と悪くなるのだという証拠を示せばいい。それはウクライナの現行の反転攻勢を支持するだけでなく、ロシア自体が行う適応に引き続き順応しながら今後の長期にわたる支援を策定することを意味する。それによって、プーチン氏の楽観論には正当な理由がないことが明白になる。

・セバスチャン・ロブリン氏は、国際安全保障と国際紛争を技術的、歴史的、政治的側面から捉える書き手として、NBCニュースやフォーブス・ドット・コムといったメディアに寄稿する。紛争解決に関する研究で米ジョージタウン大学の修士号を取得した他、米政府が運営するボランティア計画「平和部隊」に参加した経歴も持つ。記事の内容は同氏個人の見解です。

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