私の世界・知らない世界―「激戦地の住民、雑草食べる窮状に シリア(CNN)!?」
ネットのCNNのニュースからです。
「シリア内戦で支援物資の搬入が長期間途絶えていた激戦地ホムスの住民は、雑草を食べるしかない状況に追い込まれている」とCNNニュースは現地入りした世界食糧計画(WFP)のマシュー・ホリングワース氏の話しを報道しています。
ホムズに入ったWFPのマシュー・ホリングワース氏が現地の状況を語った
「自分が食べられるものや、子どもや家族に食べさせられるものは雑草以外に何もない。道端で摘んだ雑草と、蓄えた中から絞り出せるごくわずかなものだけだ」とのことですが、マップで見てもホムスの街は、中心街にもかかわらず殺伐とした状況で人や車の影がそこらにありません。(何時の時点の撮影かは分かりませんが)
元はこんなだったはずです。
中心街の近くにホムス砦の丘があるのですが、その周辺でも戦火の跡のがありました。
ホムスは、西に乾燥した山地、東が砂漠で食料や水の補給(輸送が途絶える)がないと逃げることもままならないと思われるところです。
地中海からは、100km近く内陸部です。
ホムスと言えば夏頃(7月)に、
「シリア中部ホムス(Homs)県にある世界遺産の要塞「クラック・デ・シュバリエ(Crac des Chevaliers)」から黒煙が立ち上る映像が12日、動画共有サイト「ユーチューブ(Youtube)」上に投稿された。」
というニュースがありました。世界遺産の要塞「クラック・デ・シュバリエ(Crac des Chevaliers)」は、ホムスの街からは50km近く西、地中海寄りの山中です。
世界遺産の要塞「クラック・デ・シュバリエ(Crac des Chevaliers)」から黒煙
『激戦地の住民、雑草食べる窮状に シリア
(2014.02.12 Wed posted at 14:14 JST)
(CNN) シリア内戦で支援物資の搬入が長期間途絶えていた激戦地ホムスの住民は、雑草を食べるしかない状況に追い込まれているという。現地入りした世界食糧計画(WFP)のマシュー・ホリングワース氏が11日に明らかにした。
ホリングワース氏はCNNの電話取材に対し、同地の民間人の窮状について「自分が食べられるものや、子どもや家族に食べさせられるものは雑草以外に何もない。道端で摘んだ雑草と、蓄えた中から絞り出せるごくわずかなものだけだ」と語った。
住民はトンネルや集合住宅の地下、ショッピングセンターの地下などに暮らしているといい、「これほどの欠乏状態は見たことがない」「普通の生活をしている人は誰もいない」と同氏は話す。
ホムスでは不安定ながらも政権側と反体制派の間で一時的な停戦が成立し、国連が支援物資の搬入を開始した。11日には支援が中断したといううわさも流れたが、ホリンワース氏によれば、一時的に滞っただけで、翌日には活動を再開できる見通し。』
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)