やっと鍋料理にきました。本来これが説明したくて書き始めたのですが良く考えると鍋料理は手順が難しいわけではありません。材料をそろえてただひたすら煮ればよいのです。
イ 芋煮鍋
里芋とえび芋の違いが分からないのですが、里芋の大きいのがえび芋なのでしょうか、別に小芋として売っているさらに小粒のものも同じ仲間のようです。この芋たちをただひたすら炊飯器のスウィッチを押し直して煮ます。程よくやわらかくなったら牛肉やねぎ、こんにゃくを入れて砂糖をいれて少し煮てからねぎが柔らかくなった頃合に濃い口のお醤油を入れて味を調えます。濃い口は最初少なめに入れて味を見ながら調整してください。もう一度スウィッチを入れてぐつぐついったら味をみてください。もう少し入れた方がと思う辺で辞めると良い結果が出るものです。めんつゆ派の僕もなぜか牛肉の芋煮は濃い口のお醤油を使ったほうが良いと思いました。めんつゆはしまりの無い味になり牛肉と合いません。豚を使うときは味噌で味付けしますが、僕は芋煮は牛です。
始めに書かなかったのですが、芋は皮むきの前処理が大変なのです。皮をむいたものも売っていますが、自分でむいた方が気持ちが入っておいしいです。以前のこんにゃくはあく抜きをしたのですが今はしなくて良いようです。水洗いしてそのまま手でちぎってください。白ねぎや青ねぎの代わりに玉ねぎでもかまいません。ささがき牛蒡を入れると一味ちがったものになります。
ロ 水炊きと味付けなべ
水炊きは湯を沸かして、具材を入れて煮えたらポン酢で食べるだけです。湯豆腐は具のメインが豆腐ということです。ただ炊飯器は煮ながら食べるという鍋の醍醐味に少々欠けます。前もって煮ておかないといけません。
とり鍋の場合は、先に書いたように手羽元を前もって煮ておいて、おいしいスープで野菜を食べることが出来ます。
とりまたは合びきミンチ200gにみじんに刻んだ生姜とにんじん、片栗粉大さじいっぱい、砂糖、醤油(めんつゆ)、胡麻油(ラー油)、なま卵をビニール袋に投入して外側から粘りが出るまでよく揉みます。これを沸騰したお炊飯器のお湯にスプーンでころころしながら一口大のものを投入します。後は白菜や豆腐、油揚げ、しいたけ、菊菜、はるさめなどを入れてポン酢でたべます。ポン酢は鷹の爪を箸でだいこんに突き刺したものを、おろし金でおろして紅葉おろしを作るのですが面倒なので、七味を掛けます。
合びきの場合、にんじんの代わりに玉ねぎのみじんを入れたものと半々にすると違った味覚が楽しめます。この玉ねぎ入り合びきはつかえる奴で、後でまた出てきますので覚えておいてください。上の醤油と胡麻油にカッコか付いたものは僕が仕方なく使っているという意味ですが、ラー油は好みでこちらの方がピリッとして気に入るかもしれません。
それと片栗粉は量1つでつみれの硬さ、ふわふわからかっちりしたものまでできるので試して、自分の好みに合わせてみてください。
普通はこぶや煮干をいれて出しをとりますがそろえるのが面倒なので、肉が入っていれば十分いけます。
ポン酢で食べるのが飽きたら、めんつゆを入れて味付けにします。味りんやお酒を入れると良いのですが上記と同じ理由でしませんでした。味付けなべは具材にお魚も良いのですが、新鮮なはもやアンコウ、フグはお金が掛かるので。でも食べたかった。今回は作っていませんがいわしのつみれは、安くておいしくて栄養が豊富です。なべは残ったら、そばやうどんを入れてもう一食としますが、油揚げを追加してください。
ハ すき焼き
最初、すき炊きなら可能ですが、すき焼きは炊飯器では出来ないと思っていました。先に炊飯器自身は入っている水の量は分からない、重さだけで投入熱量を決めると云いましたが、これでひらめいたのです。肉を全部入れるといいかもしれない。さそく、砂糖を炊飯器の底にばらまき、買ってきた肉を全部入れスウィッチを入れて待ちます。温度が上がってジューっと音がしてきたらふたを開けてお醤油をいれます。ふたを閉めてぐつぐつ音がして良い匂いがしてきたらたらふたを開けて肉をかき混ぜ均等に火を通します。
肉に十分火が通ったらどんぶりにでも肉だけあげて、あとのしるにねぎやとうふ、こんにゃくなど具材を投入してスウィッチをいれます。火が通ったら適宜肉を追加して食べればよいのです。肉は炊きすぎず、香ばしくって安い赤みの肉でもおいしいと思います。
以前、すき焼きの名人と自称する人がテレビで紹介していた方法で肉を先に全部というのは、炊飯器は使いませんが同じでした。
云い忘れたのですが、炊飯器の料理では煮えを確認するために、ふたを開け閉め何度もします。最初は、炊飯器だからか抵抗があってそっと?やってましたがまったく気にすることはありません。料理の出来になんら影響しません。むしろ味や火の通りをこまめにチェックするのでよいことです。