震災・原発事故

2017年8月16日 (水)

騙されてはいけない1508―今起こっている福島原発事故・「特定原子力施設保安第1編第27条におけるセシウム吸着装置および第二セシウム吸着装置の運用・・!?」

東電の815日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所の状況」の「3.水処理設備および貯蔵設備の状況」からですが、「016/3/243/28 の間において、特定原子力施設の保安第1編第27 条(汚染水処理設備)で定める運転上の制限を満足していなかったことが判明。 8/14 20:50 に過去に遡って運転上の制限からの逸脱ならびに復帰を宣言。」という過去におけるセシウム吸着装置および第二セシウム吸着装置の運用問題が取り上げられています。

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 ただ、その内容についての説明はお役所的? というか、そのような言い方に慣れないのか意味不明の文章です。

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 それで東電の1月19日の参考資料・「セシウム吸着装置/第二セシウム吸着装置におけるストロンチウム除去について」の上図を見ながら考えたのですが、「「1 設備が動作可能であること」という文言を「設備を直ぐに使える状態で休止」、つまり「バックアップ用設備を必ず待機させる」とすれば良く分かるものとなります。

 つまり、同一2系統装置を作るのは一つをバックアップとして待機させ、運用する系統の不具合停止に対応出来る措置が必ず必要であるということです。

 セシウム吸着装置は4系統のように見えますが、セシウム吸着とストロンチウム吸着で1セット=1系統の2系統あるのですが2つを同時に稼動させてはいけないということです。(・・と断言しましたが、「おうてるやろか・・?」とかなり不安です)

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2017年8月 4日 (金)

騙されてはいけない1507―今起こっている福島原発事故・「4号機原子炉建屋 南西側サブドレンの一時的な水位低下・・!?」

東電の84日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋 南西側サブドレンの一時的な水位低下について」と83日の「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」からです。

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 東電は「4号機原子炉建屋の南西側サブドレンNo.51の一時的な水位低下」を報告していて、一時は「No.51サブドレン水位計不良と判断」と“計測器の不具合”としていましたが、「・・No.51サブドレン水位が低下した時間帯における周辺での作業状況の調査等を実施。その結果、当該サブドレンに隣接しているサブドレンNo.215においてサブドレン増強工事の削孔作業を行っていたことが判明。因果関係は調査中。」などと人為的なミスが絡んでいるようなことを言い出しています。

マップの航空写真でサブドレンNo.51とサブドレンNo.215の位置

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 それとは別に、83日に「4号機タービン建屋屋根面に降った雨水の排水先について、陸側遮水壁内の建屋周辺地面に散水浸透させ、近くのサブドレン設備で汲み上げる運用を開始」などと“散水浸透させ”たものを近くのサブドレン設備で“汲み上げる”という、無駄? というか、“防塵対策”なのか“涼”を求める為か、一見意味不明の行為を行なっています。そのままサブドレン汲み上げ用貯槽に雨水の排水を移送すれば良いと思うのですが?

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2017年8月 3日 (木)

騙されてはいけない1506―今起こっている福島原発事故・「3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事(その2)・・!?」

東電の82日の写真集「福島第一原子力発電所 3号機燃料取り出し用カバー等設置ドーム屋根の設置について」とその写真集で昨日の続きです、627日の「福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー搬入について」からです。

3号機燃料取り出し用カバー等設置ドーム屋根の設置

 

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写真集より

 

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ドーム半分を陸揚げしたところ(再掲)

 

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 何か? 31日に吊り下げを開始したドームの設置が、半分づつの2つあるにしても3日掛かりとは“大変な作業”と思っていたら、東電の報告によると作業時間は1つについて“653分:吊り上げ開始”、“743分:吊り下ろし完了”で「50分で終わり・・」だそうです。

4号機側の定点カメラ(3日)

 

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2017年8月 2日 (水)

騙されてはいけない1505―今起こっている福島原発事故・「3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事・・!?」

東電の731日の写真集「島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事」と627日の「福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー搬入について」からです。

3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバー等設置工事

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 東電は“設置”工事としていますが、写真は吊り下げている所ろだけ、この後、設置出来たのか? 心配になります。その重さから吊り下げたままにするのも変で、627日に搬入(港の明け荷置き場)した3号機原子炉建屋燃料取り出し用カバーの写真を見ればその大きさが半端ではないことが分かります。

627日に搬入(既報)

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追加):後で気が付いたのですが、今回の燃料取り出し用カバー設置は4号機側の定点カメラで見ることが出来ます。

4号機側の定点カメラ(マルで囲んだもの)

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2017年7月29日 (土)

騙されてはいけない1504―今起こっている福島原発事故・「大型クレーンのメンテナンス強化と新規設置・・!?」

 東電の718日の「廃炉・汚染水対策現地調整会議(第40回)」の「【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表」の「大型クレーンのメンテナンス強化について」からです。

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 東電は「当社所有の大型クレーンのメンテナンスを強化し、燃料取出しなどの廃炉工事の円滑な推進に貢献・・」ということで、まず直近の対策として「予備機の配備を2017年12月までに配備完了し、大型クレーンの予備機を導入して長期停止のリスクを回避する・・」そうでなので、現場の大型クレーンの設置状況をマップの航空写真で見てみることにしました。

現場の大型クレーンの設置状況

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 現況(航空写真は少し前で、半年くらい? ですが、設置状況に変化はないと思われる)では、1号機と3号機に各々2台大型クレーンが設置されており、2号機はまだ建設機械が2台あるだけです。

 ただ、東電の説明図の大型クレーンはキャタピラの付いた移動可能なものとしていますが、現場に設置されているものは基礎土台部を固定したクレーンで移動には解体しなければなりません。

 それと以下の写真のように予備機の待機を“35m盤分解点検ヤード”の坂上の地点にするのも、何か不可解? というか、バックアップには坂をゴトゴト移動しなければならず、かなり時間のロスです。

大型クレーンのバックアップ予備機の待機場所(大体の場所です)

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話は別に:今回も、「ペイント」を使って苦労してマップの航空写真を加工・編集しましたが、ネットのCNNのニュースに、「米マイクロソフトは26日までに、画像ツール「ペイント」について、今後もウィンドウズ・ストアで無料で提供を続けると明らかに・・」という話が載っています。

一度は廃止の可能性も示唆された「ペイント」だが、存続が決まった=Microsoft Paint

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 「えっ、何それ・・」という感じで、「・・廃止される可能性のある機能のリストに・・」なんて全く知らなかったのです。

 ただ、「オンラインストアで無料提供」ということですが、気おつけねばなりません。「タダほど高いものはない・・」ということもあるので、いろいろ面倒なことにならないか不安です。

『MSの「ペイント」存続へ、オンラインストアで無料提供

2017.07.26 Wed posted at 17:09 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米マイクロソフトは26日までに、画像ツール「ペイント」について、今後もウィンドウズ・ストアで無料で提供を続けると明らかにした。ペイントについては、同社が公開した廃止される可能性のある機能のリストに入っていて、ファンからは抗議の声も上がっていた。

マイクロソフトの広報担当はCNNの取材に対し、今後はペイントをウィンドウズ・ストアで無料で提供すると明らかにした。

マイクロソフトはブログへの投稿で、ペイントに対する「信じられないほどのあふれ出る支持と懐古の念」を目の当たりにしたと述べ、ペイントが広く普及していることが分かったと述べた。

ペイントは1985年にウィンドウズ1.0とともにリリースされた。マイクロソフトによれば、ペイントの昨年の月間ユーザー数は1億人を超えていた。

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2017年7月26日 (水)

騙されてはいけない1503―今起こっている福島原発事故・「除染処理により出て来る高濃度放射能廃液と汚泥のスラリー、スラッジ・・!?」

東電の725日の記者会見配布資料「(第6回特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会資料)スラリー、スラッジの安定化処理にむけた検討状況」の参考資料の「現行の保管・管理におけるリスク低減」からです。

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 スラリーとスラッジについて、スラリーは液体中に鉱物や汚泥(今回の場合放射能汚染物質)などが混ざっている混合物のことで、スラッジはもう少し液体が抜けた汚泥のことです。

泥漿(でいしょう):スラリー(slurry)やスライムとも呼ばれる懸濁体(けんだくたい)のことで、液体中に鉱物や汚泥などが混ざっている混合物のこと。粘性の強い(ドロドロとした)流動物であることが多い。

汚泥(淤泥、おでい):下水処理場の処理過程や工場の廃液処理過程などで生じる、有機質の最終生成物が凝集して出来た固体のことである。スラッジともいう。

 多核種除去設備(既設ALPS)や増設多核種除去設備(増設ALPS) を稼動すると出てくるスラリーは(最も高濃度の放射能廃液は90Sr4×10**7Bq/cm3)は施設内で高性能容器(HIC)に格納され、セシウム吸着塔一時保管施設(第一から第四施設)に移送・保管されている。

セシウム吸着塔一時保管施設(使用済みセシウム吸着塔等の一時保管管理:平成26年3月7日より)

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 蒸発濃縮装置から出る廃液のスラリーはH2西の横置きタンク(完成型)に入れられて保管しています。

 東電の各エリア別タンク一覧(「2017629日:廃炉・汚染水対策チーム会合 第43回事務局会議」の「【資料1】プラントの状況」より)によるとH2タンクエリアの横置きタンクは2400㎥のものが26基です。

 ただ、下のマップの航空写真は現況ではないので西側に横置きタンクが17基並んでいます。

H2西の横置きタンク

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 除染装置(AREVA)から出るスラッジはプロセス主建屋の造粒固化体貯槽Dに貯蔵されていて、プロセス主建屋は地下室に汚染水を貯留しているだけでなく廃スラッジも貯蔵しています。

プロセス主建屋

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2017年7月23日 (日)

騙されてはいけない1502―今起こっている福島原発事故・「3号機 PCV内部調査進捗(22日調査速報)・・!?」

東電の722日の記者会見配布資料「3号機 PCV内部調査進捗(22日調査速報)」と同じくその写真集からです。

3号機 PCV内部調査進捗(22日調査速報)

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 「3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その5」に写っているものが核燃料デブリ(核燃料の溶解物が固形化したもの)とすれば、底部方向が違うので90度回転したものも載せておきます。方向が違うのは、他にもあるかも知れません。

3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その1

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その2

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その3

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その4

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その5

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その6

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内 その7

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2017年7月22日 (土)

騙されてはいけない1501―今起こっている福島原発事故・「3号機 PCV内部調査進捗(21日調査速報)・・!?」

東電の721日の記者会見配布資料「3号機 PCV内部調査進捗(21日調査速報)」と同じくその写真集からです。

3号機 PCV内部調査進捗(21日調査速報)

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 東電は“調査結果まとめ”において『「溶融物が固化したと思われるもの」や,「落下物」も確認・・』としていますが、写真の説明で「これが、そのデブリ(核燃料の溶解物が固形化したもの)・・」という明確な指摘はしていません。

 以下、「3 号機 PCV 内部調査進捗 ~21日調査速報~」の写真9枚をそのままですが、「溶融物が固化したと思われるもの」は後の“ペデスタル壁付近”(原子炉の底部に近いところ?)です。

3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:CRDハウジング下部 その1

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:CRDハウジング下部 その2

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:CRDハウジング下部 その3

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:プラットホーム付近 その1

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:プラットホーム付近 その2

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:プラットホーム付近 その3

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:プラットホーム付近 その4

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:ペデスタル壁付近 その1

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3号機原子炉格納容器内 ペデスタル内:ペデスタル壁付近 その2

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2017年7月20日 (木)

騙されてはいけない1500―今起こっている福島原発事故・「3号機 PCV 内部調査進捗~19 日調査速報~・・!?」

東電の719日の記者会見配布資料「3号機 PCV 内部調査進捗~19 日調査速報~」と同じくその写真集からですが写真集の写真は6枚、表題は順に「3号機原子炉建屋内 CRDレールの状況(ペデスタル外部)」、「3号機原子炉格納容器内 CRDレールの段差(ペデスタル外部)」、「3号機原子炉格納容器内 ペデスタル開口部(ペデスタル内部の様子)」、「3号機原子炉格納容器内 プラットホーム状況(ペデスタル内部の様子)」、「3号機原子炉格納容器内 CRDハウジング下部(ペデスタル内部の様子)」、「3号機原子炉格納容器内 CRDハウジング下部(2)(ペデスタル内部の様子)」となっています。

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 「調査結果まとめ」にあるように、たいした成果はなく、“水中ROV”の実地テストを兼ねたもの(うまく動いて、引っかからなかったのは大変な成果!?)で、原子炉底部にあると思われる核燃料デブリの本格的調査のための方法を検討する事前調査のようなものと思われます。

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2017年7月19日 (水)

騙されてはいけない1499―今起こっている福島原発事故・「各号機放水路のサンプリング結果とG6タンクエリアの寄与率・・!?」

東電の718日に行なわれた「廃炉・汚染水対策現地調整会議(第40回)」の「【資料1-1】発電所内のモニタリング状況等について」の各号機放水路のサンプリング結果と「【資料2】廃炉・汚染水対策現地調整会議 至近課題の進捗管理表」の「各汚染水浄化処理設備の運転状況等について」の「1.Sr処理水のリスク低減に関する概要」からです。

各号機放水路のサンプリング結果

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 東電は1号機と2号機、3号機の各号機放水路のサンプリング結果を報告していますが、例えば3号機放水路上について、「セシウム濃度は、降雨により若干の上下はあるものの、現在は1,000Bq/Lを下回る濃度で推移」と「降雨により若干の上下はあるものの・・全般に大きな変化は無い」という趣旨のものとなっています。

 それは1号機のグラフを見ればわかるのですが、セシウム137濃度が15Bq/L1592日)などというトンデモナイ高濃度を基準に縦軸のスケールが作られていて、少なくとも2号機と3号機は縦軸を小さい値のスケールにすれば結果の見方が変わるかも知れないもの、非常によくない統計的グラフの典型です。

 話は別ですが、「1.Sr処理水のリスク低減に関する概要」において「フランジ型タンク内のSr処理水の状況」について聞きなれないう“インベントリ”という言葉が使われています。

 意味としては「処分場などに存在する放射性廃棄物の量(重量又は体積)、放射性核種の量」を示すもので、G6タンクエリアはSr処理水に関する放射性廃棄物の量の寄与率がG6北が29.1%、G6南が23.8%、つまり全体の5割以上のSr処理水の放射能がこのG6タンクエリアに存在(貯留している)することになりす。

インベントリ:在庫量の意味であり、処分場などに存在する放射性廃棄物の量(重量又は体積)、放射性核種の量などの種類別存在量のこと。

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