震災・原発事故

2024年11月 8日 (金)

騙されてはいけない1697―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の完了・・について!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料2024117日「福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の完了について」からです。

 東電は、「116日に、燃料デブリ回収可否の判断基準「線量率24mSv/h20cm位置)以下」であることを確認したことから、把持した燃料デブリを運搬用ボックスに回収しています。」や「117日は、エンクロージャ側面ハッチを開放後、エンクロージャ外へ運搬用ボックスを取り出し、DPTEコンテナへ収納しています。」などと、何故か?「・・しました。」と言わず、「・・しています。」と現在進行形なのが気になります。

 まだ、何か自信がなく不具合発生で未完了を気にしている感じです。

 それでなのか、「把持した燃料デブリを運搬用ボックスに回収する様子」の画像を拡大して見るとデブリの画像の実体が幽霊の影みたいに見えます。

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 参考に「デブリを把持」した時の画像も添付しておきます。

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追加:東京電力は8日、福島第1原発2号機で原発事故後初めて採取したデブリの重さが約0・7グラムだったことを明らかにしました。信じられない程、小さくて少し過ぎるので、途中で剥離し落としたのではと思うのです。

 

 

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2024年10月31日 (木)

騙されてはいけない1696―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業・・で、把持作業だけ完了!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料20241030日「福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業について(把持作業の完了)」からです。

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 東電は、やっと「燃料デブリの把持作業を完了」しました。ただし、下の拡大画像で見るように、「アームの先でチョコッと捕まえた!」だけです。

 アームを引き戻すとき、落とす可能性が大いにあり、「大丈夫かなあ・・?」と思わせるものです。

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2024年10月29日 (火)

騙されてはいけない1695―今起こっている福島原発事故・『福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の再開・・で、手袋を変えて着手!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料20241028日「福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の再開について」からです。

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 前回1021日に「騙されてはいけない1694―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ交換を実施・・で、デブリ取り出し作業はまだ先!?』」で、「デブリ取り出し作業はまだ先・・」と言ってましたが、やっと、準備作業の「テレスコ式装置の動作確認やエンクロージャ内の窒素置換、気密確認等を実施」を終え、「1028日から燃料デブリ試験的取り出し作業の再開に着手」ということです。

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 前回の作業をしている人の指先を見て、これで精密な手作業は「至難の業や!」と思わず叫びそうになりました。

 今回は皮手袋からビニール?手袋に変えて、少しでも作業がし易くなったように見え、被爆が気になります。

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2024年10月22日 (火)

騙されてはいけない1694―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ交換を実施・・で、デブリ取り出し作業はまだ先!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料20241021日「福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ交換について」からです。

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 前回の930日は「カメラ交換作業の準備!」、やっと「交換作業を実施した」ということです。

 これから「テレスコ式装置の動作確認やエンクロージャ内の窒素置換、気密確認等を実施」しなければならず、ロボット・アームを原子炉内で操作する「燃料デブリ試験的取り出し作業」は、まだまだ先のようです。

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2024年10月17日 (木)

私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』

 ネットのNHKのニュースから、「NASA=アメリカ航空宇宙局などが太陽の活動が非常に活発になる「極大期」と呼ばれる時期に入っていると発表・・」という話です。

・現在の太陽黒点(=宇宙天気予報より)

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 以前から何度か言っていることですが、かなりヤバイ禍が起こる可能性があります。

 「その影響でGPSや一部の無線通信、それに送電設備などに不具合が出る・・」としていますが、本当に大規模な「太陽フレア」は100年に1度くらいの確率で発生しており、通信手段や電子機器が不具合となり、変電所が火事を起こし大規模な停電が起こり、稼働中の原発も大変なことになります。

 前回の大規模な「太陽フレア」はその様な文明の利器(=電子機器)がなかったのです。

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『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表 GPSなどに不具合おそれ

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NASA=アメリカ航空宇宙局などは、太陽の活動が非常に活発になる「極大期」と呼ばれる時期に入っていると発表しました。この状態は今後1年は続く可能性があり、GPSや一部の無線通信などに不具合が出るおそれがあるということです。

太陽はおよそ11年の周期で活動が活発になったり弱まったりすることがわかっていますが、NASAやNOAA=アメリカ海洋大気局は15日、活動が非常に活発になる「極大期」と呼ばれる時期に入っていると発表しました。

極大期には、太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」などが発生し、その影響でGPSや一部の無線通信、それに送電設備などに不具合が出るおそれがあるとしています。

また、ふだんは緯度の高い地域で観測されるオーロラが、より緯度の低い地域で見える可能性が高まるということです。

ことし5月には、太陽フレアの影響で、日本を含む世界各地でオーロラが観測されたほか、アメリカでは、GPSを活用したサービスで太陽フレアが原因とみられる不具合が確認されるなど、経済活動にも影響が出ました。

この時、太陽はすでに「極大期」に入っていたとみられ、NASAなどによりますと、今後1年は続く可能性があるということです。

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2024年10月 8日 (火)

騙されてはいけない1693―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業はまだまだ・・で、カメラ交換作業の準備!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料2024930日「福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ調査状況について」と107日「福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ交換作業について」からです。

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 東電は「2号機燃料デブリの試験的取り出し作業について、把持作業の準備として、917日に原子炉格納容器内の状況確認やテレスコ式装置の動作確認等を行ったところ、何らかの原因により、装置先端のカメラ映像(①先端治具監視カメラ、②アーム先端部カメラ)が遠隔操作室内のモニターに適切に送られてこない・・」といってました。

 今回、やっと“カメラ交換”を行うようですが、まだ準備段階で“デブリ試験的取り出し”はまだまだ先のようです。

 本当は、原子炉内部の高線量が災いしての電気的故障は、「取り出し不可能」を示すものでは・・?

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2024年9月25日 (水)

騙されてはいけない1692―今起こっている福島原発事故・『2024年度第5回ALPS処理水海洋放出の開始・・と、海洋生物の飼育の開始!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料2024924日「福島第一原子力発電所 測定・確認用設備A系統から採取したALPS処理水の分析結果と2024年度第5ALPS処理水海洋放出の開始予定日」と「福島第一原子力発電所 環境中へ放出された水を使用した海洋生物の飼育の開始」からです。

 東電は「2024年度第5ALPS処理水海洋放出の開始予定日」を報告していますが、やはり以前から懸念しているように放出トリチウム濃度を28万ベクレル/㍑と上げ、「今後は30万ベクレル/㍑超を計画」としています。

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2024826日:福島第一原子力発電所 2024年度第4ALPS処理水海洋放出の完了

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 それと、「環境中へ放出された水を使用した海洋生物の飼育の開始」を報じていますが、海洋放出開始後についてヒラメやアワビの生物単体の短期飼育(餌は別にしている)は汚染水の直接被害を見るだけ、食物連鎖による長期的影響は不明です。

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2024年8月20日 (火)

騙されてはいけない1691―今起こっている福島原発事故・『「燃料デブリポータルサイト」の原子炉断面図・・原子炉基底部は損傷!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料2024819日「福島第一原子力発電所 6号機高圧電源盤6Cの電源停止および火災報知器の作動について」と「福島第一原子力発電所 「燃料デブリポータルサイト」の開設」、「福島第一原子力発電所 2号機使用済燃料プールスキマサージタンクの水位低下に伴う対応について」からです。

 「燃料デブリポータルサイト」の開設以外は、「6号機高圧電源盤6Cの電源停止」と「2号機使用済燃料プールのスキマサージタンクからの汚染水漏れ」の続報で、前者は24ページと長々と説明してあり紹介は止め、「汚染水漏れ」の方だけ載せておきますが、まだ調査は始めてません。
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 なお、「燃料デブリポータルサイト」の原子炉断面図ですが、原子炉基底部は少なくとも何らかの損傷を受けひび割れしているはずです。

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2024年8月14日 (水)

騙されてはいけない1690―今起こっている福島原発事故・『2号機使用済燃料プールのスキマサージタンクからの汚染水漏れ・・まだ、詳しい状況調査出来ず!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料2024813日「福島第一原子力発電所 2号機使用済燃料プールスキマサージタンクの水位低下について」からです。

 「2号機の使用済燃料プール(SFP)が満水であることを確認するためのタンクのスキマサージタンクの水位が低下・・」と使用済燃料プール(SFP)の汚染水が相当な量漏れたということです。

 人が入れない高線量区域なのでロボットによる調査に留まっていて、東電は「調査状況を踏まえ検討」としています。

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2024年8月 6日 (火)

騙されてはいけない1689―今起こっている福島原発事故・『3号機圧力抑制室内滞留ガスのパージの漏れチェック・・原子炉建屋内(R/B)に拡散!?』

 東電のHPにあるニュースリリースの参考資料202485日「福島第一原子力発電所 測定・確認用設備C系統から採取したALPS処理水の分析結果と2024年度第4ALPS処理水海洋放出の開始予定日」と同日の「福島第一原子力発電所 3号機圧力抑制室内滞留ガスのパージ作業(作業現場で確認した水素濃度(約10ppm)の調査結果と今後の対応)」からです。

 東電は2024年度第4回目のALPS処理水海洋放出の開始予定日を報告していますが、以前から言っていることですが今回の処理水のトリチウム濃度は20Bq/㍑と回を追うごとに少しずつ高くなっています。

 参考にニュースリリースの参考資料2024716日「福島第一原子力発電所2024年度第3ALPS処理水海洋放出の完了について」にある「2024年度ALPS処理水放出計画」を載せておきます。

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 「3号機圧力抑制室内滞留ガスのパージ作業」のガス漏れチェックですが、「パージ作業に伴いPCV内に送気されたS/C内の滞留ガス(水素)は、PCV内に封入している窒素ガスで希釈された後、一部の水素が、従前に確認している主蒸気配管の開口部から漏れ、当該配管を設置しているMSIV室内を経由し、R/B内に拡散」は「主蒸気配管の開口部から漏れ、当該配管を設置しているMSIV=主蒸気隔離弁室内を経由し、R/B=原子炉建屋内に拡散」ということです。

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